サッカーの事を書こうと思ってたのですが‥
パク・ヨンハさんがお亡くなりになりましたね。
人気者でしたからね、哀しまれている方はきっと多いと思います!
自分にも数年前、末期がんで闘病していた父がいました。
顔つきがですね、とっても辛そうなんですよ(今でもたまに思い出します)
きっと肉体的にも精神的にも辛かったんだと思います。
そんな父に何もしてあげられない自分が‥
情けなくって、悔しくって、哀しかった。
そして『自分は今、父に何をしてあげられるんだろう?』
その頃はただただそれだけを、常にぼんやりと考えていたように思います。
そんな自分を見かねた友人が、ゴルフに誘ってくれた事がありましてね。
『空気の良い所へ行って、気分転換にゴルフすれば少しは気が紛れるでしょ』
『まあまあ、黙ってついてきなさいよ‥』と言った感じで全て手配してくれました。
前日はロッジに泊まり、元気を出せと酒盛りをして、温泉にも入って‥
次の日の朝は本当に久々に、スッキリとした気持ちで起きる事ができました!
あの日の朝は今でも忘れられないですね、まるで暗闇から開放されたような清清しい朝‥
空気も美味しいし、景色も最高でしたし(鶏頂山からの眺めは素晴らしいの一言)
その後のゴルフも楽しくプレイできましたね(^^)
そしてゴルフが終わって帰りの道中、ふと思い出しました。
『そうだ‥ 父の最後の誕生日祝いに、ここの地酒をプレゼントしてあげよう!』
自分は土産店を見つけては車を降りて、地酒を探しました。
納得のいくものが見つかるまで、もう何度も何度も‥
やっとの事で美味しそうな地酒が買えて車に戻ってくると‥
運転していた友人が男泣きしていましたよ。
父の為に必死になって地酒を探していた、そんな自分の姿を見て‥
そしてその涙に‥ 自分は救われました‥
(誕生日にこの地酒をプレゼントしてから約3週間後、父は天国へと旅立っていきました)
健康で、病気とは全く無縁の人間(友人)ですら‥
自分と関わっただけで、こんな風にセンチメンタルになって涙を流してしまいますからね。
看病をしている人間(私)が、どれだけ悲愴なオーラを出しているのか‥
つまりはどれだけ精神的に辛い状況なのか、分かって頂けるかと思います。
末期がんは、闘病している本人が戦うのは勿論‥
それを看病する身内もまた、一緒に戦わなければならないのです。
パク・ヨンハさんは、自分と同様に‥
父親が病で日に日に衰えていくのを見て、辛く哀しい思いをしていたようですね。
また周りに本当の意味で理解してくれる、支えになってくれる人がおらず‥
尚且つ、仕事関係であまりうまくいっていなかったようです。
三重苦の末に、この様な残念な事になってしまったように思います。
きっと心優しい方だったんでしょうね。
ご冥福を心よりお祈り致します。
写真は自宅からの朝景です。
*カレンダーは只今制作中です、また遅くなってしまってスミマセン!